校長より

センター試験、お疲れ様でした。

受験業界の論調が偏りすぎなので、同業者として、一言だけ、言わせて下さい。

 

センター試験がその歴史に幕を下ろし、旧課程を履修した人は、いわゆる新テストで現・高2と勝負すると極めて不利なので、何としても今年の内に大学に入ってしまえ、的な論調があまりにはびこり過ぎです。冷静な受験生の皆様はお見通しと思いますが、ここにはかなりの部分、塾業界が今年度の入試直前の塾生を呼び寄せるためのあおりが含まれている点、ご注意を。受験生本人よりも、これにあおられている親御さんが多いのが気にかかります。

 

我々は当然、新テストの試行テスト等、綿密に研究していますが、今回の入試改革は、大学入試センター自らがそう言って一部の科目で試行テストを実施しなかったように、勉強のし方を根本的に変えないといけないような変更とは言えません(そもそも今年のセンターで既に新テストに近い出題が見られています)。仮に浪人したとしても、適切な対応策の指導を受ければ、1か月ほどで十分に適応可能です。新テストは難しくなるという人も多いですが、皆にとって難しくなるのですから条件は同じです。簡単なテストでも、その分、高得点が要求されれば同じことでしょう。安易に惑わされないで下さい。

 

言うまでもなく、先ずもって皆さんの今年度の合格をお祈りいたしますが、極端な安全志向の出願は考えものです。あまり来年以降の入試動向の噂に左右されず、冷静に、例年同様の慎重さで出願先を決めて下さい。そもそも、みんなで安全志向に走ったら、安全な所が高倍率で安全でなくなってしまいます。入試がどんなに大きく改革されようが、大学の定員が大きく変わる訳ではないのですから、ある程度のレベルの大学を狙う人は、浪人するリスクは常につきまとうと思って下さい。来年は浪人が少ないから、入試改革の影響を受けにくい二次重視の難関大を狙う人は逆に浪人した方が有利、なんていう無責任な噂もありますが、蓋を開けてみないとどうなるか分かりません。

 

塾ではなく予備校サイドの人間から言わせてもらうと、近年、第一志望じゃない大学にいったん入ったはいいものの、講義のレベル等がやはり自分の思いと合わず、大学1年生の途中で再度、浪人生活に入る人が急増しています。このような場合、大学への学納金が無駄になり、かつ、再受験の勉強のスタートが遅れる、という二重苦になります。「行きたい大学」がある人は、希望を曲げずに頑張ってみて下さい。

 

当校では、出願先のセカンド・オピニオンは、当校在籍生でない新規の生徒さんにも無料で提供しておりますので、遠慮なくご連絡下さい。

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